3-6. インポート文の並べ方と順序

テクニック

結論
PEP 8ではインポート文を 「標準ライブラリ → サードパーティ → 自作モジュール」 の順でまとめることを推奨しています。
各グループの間には 1行の空行 を入れると可読性が上がります。


インポートの基本ルール

  1. 1行につき1モジュール
#良い例 import os
import sys 悪い例 import os, sys
  1. 別名(エイリアス)は慣習に従う import numpy as np import pandas as pd
  2. ワイルドカードインポートは禁止
    • from module import * は可読性を下げるのでNG
    • 具体的に必要な関数・クラスを指定する

インポートの並べ方(推奨順)

1. 標準ライブラリ

import os
import sys
import datetime

2. サードパーティライブラリ

import numpy as np
import pandas as pd
import requests

3. 自作モジュール

from my_project.utils import helper
from my_project.models import User

👉 各グループの間に 空行1つ を入れると整理されて見やすいです。


インポートの並べ方(まとめ例)

# 標準ライブラリ
import os
import sys
import datetime

# サードパーティ
import numpy as np
import pandas as pd

# 自作モジュール
from my_project.utils import helper
from my_project.models import User

よくある間違い

  • 標準ライブラリと外部ライブラリを混在
  • アルファベット順に並べない
  • import * を使って名前が衝突

実務での工夫

  • isortツールを使う
    → 自動でグループ分け・順序整理をしてくれる
  • blackと併用
    → インデントや空白も自動で整えてくれる
  • チームで統一
    → プロジェクトごとにルールを決めておくとレビューがスムーズ

まとめ

  • インポートは 標準 → サードパーティ → 自作 の順で並べる
  • 1行1モジュールが原則、エイリアスは慣習に従う
  • ツール(isort, black)を使えば自動で整理可能
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